特定情報システム事業 | 日本プロセス

画像処理技術を中心に開発している部門です。ここで開発された画像処理技術は、航空宇宙関連、防衛関連の他、当社の各事業でも利用されており、その応用範囲は自動車から鉄道、天気予報など非常に広範にわたります。

特徴・サービス内容

航空宇宙関連、防衛関連事業に向けた高度な画像処理技術を開発しています。ここで開発された技術は、自動車システム事業のステレオカメラや、鉄道の保守に使う点検用カメラなどに搭載されています。生活に近いところでは、天気予報に使われる衛星画像の処理ソフトウェアなどにも応用されています。

衛星画像向けでは、撮影された地表画像に生じる歪みを補正する技術や、解像限界に近い大きさの物体を鮮明化する技術、地表からの反射波長によって緑地帯や砂地を判別する技術などを開発しています。これらの技術は、例えば自動車の車載カメラ向け外観認識などに役立っています。

さらに、画像処理に伴う処理の高速化と最適化技術も合わせて開発しており、組込システム事業で培ったハードウェア／ソフトウェア技術と融合することによって、日本プロセス独自の高速化やデータのコンパクト化を実現しています。

近年ではこうした技術が、地球規模での環境破壊防止などに応用されています。対象範囲は防災分野にも広がっており、衛星画像によって災害状況を把握するだけではなく、洪水の予測や護岸工事の支援など、危機管理における重要なシステムの１つとして位置づけられています。